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2013/03/14

深海魚と私

唐突ですが、私は深海魚が好きです。

有名なリュウグウノツカイ。美しいですね。


イメージデータSNSの草分けとなったPinterestで
ひそかに深海魚のボードを作っているのですが、

そこそこのフォロワーさんも付いて頂いてます(笑)。


先日、浅野塾で講師をさせて頂いた様子を、
浅野先生がブログに書いてくださったのですが、
そこの休憩時間でも、
私の深海魚フリークっぷりがフィーチャーされており(笑)。
(ストラップに深海魚を使っているところを記事にされるとは!!)

とかく、「変わった趣味だねー」と、
なかばいぶかしげに言われることが多いのですが。


なぜ深海魚が好きなのか。

理由は色々です。

摩訶不思議な生態系(ほぼ謎のまま)や

一般人の生活の中からは思いつかないほど、
超クリエイティブなスガタカタチ。

生命の起源までをも想起させてくれ、
見れば見るほど、引き込まれてしまいます。

しかし、その知的好奇心(?)をくすぐる以上に、大きな理由があります。

それは、

彼らの生き様、そのものが好きなのです。



人間は足を踏み入れることの出来ない深海で
(といいつつ最近、ダイオウイカの撮影に成功したといって、かなり盛り上がりましたね!)

ひっそりと静かに生き続けているかのように見えますが。

生命体としては過酷な状況の中、
自らの身体を、変態させながら、生き続けている。

その事例を出せば、枚挙に暇がありません。

例えば・・


虹色の光線を発光させたり



鼻を極端に進化させたり

ふたつの目のように見えるのは鼻の穴です。ちなみに、頭が透けてます・・(汗)


身体を透明にし、器官を丸見えにしたり。。。



とにかくさまざまです。




ただ生きるために、
自分そのものを変化させている
そして、その姿はどの深海魚を見ても
一つとして似ているものはない。


先般、お亡くなりになった、大大リスペクトの大島渚監督。
あのお方が好きだった言葉に、こんなものがあります。




深海に生きる魚族のやうに、
 自らが燃えなければ何処にも光はない」


私が深海魚を好きなのは、
自らを燃やし、光を見つけて生きている、
そのひたむきな生き様が
根底にあるのだと思っています。


こちらの言葉、会葬御礼にもプリントされていました。
もともとは、 明石海人の歌集「白猫」にある冒頭文です。↓

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生きていると、苦しいことは沢山あります。
が、それでもやはり、自らが、燃えなくてはならない。
そこに、救いがあるのだと思います。


生命としての基本が、深海魚に結集されているなと思っています。



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